◆著者・小川洋子(おがわ・ようこ)さん
(朝日新聞出版・1650円)
芥川賞選考委員も務める著者の書き下ろし小説。亡くなった子どもたちの魂が、小さな箱の中で育つ。親たちは風の吹く丘で耳に遺品をぶら下げ、おのおのにだけ聞こえる「音楽会」に出かける――不思議で静かな物語だ。
「『死んでいるけど生きている』という死者のあり方を書きたいと思った。私としては一つのテーマをここまでずっと手放さず、長い時間をかけた小説はありません」と話す。
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