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終わらぬ恐怖

ナイジェリア報告(その1) 言葉を奪う記憶

ボコ・ハラムに拉致されて、性奴隷として扱われたザラウ・カラウさん(18)。勇気を振り絞り、当時の記憶を少しずつ語り始めた=ナイジェリア・ボルノ州マイドゥグリで2019年9月

 静かなたたずまいに、深い怒りがにじむ。あの記憶を伝えたいのに、うまく語れない。少女は今「終わらぬ恐怖」と闘っている――。

 イスラム過激派の武装勢力「ボコ・ハラム」の襲撃におびえるナイジェリアで、約7000人もの女性が拘束されたままになっている。「性奴隷」として扱われるケースも多いとされる。

 同国北東部ボルノ州の州都マイドゥグリは、ボコ・ハラムとナイジェリア政府軍が戦闘を繰り広げた街だ。人々は今も襲撃を恐れて暮らす。9月下旬、地元民でにぎわうレストラン。白い民族衣装に身を包んだ少女が現れた。ザラウ・カラウさん(18)。私たちを見つめ、はっきりとした口調で語り始めた。「人生をめちゃくちゃにされた。最悪の日々だった」

 2014年に住んでいた町で、両親が殺害された。当時13歳だったカラウさんは連れ去られ、戦闘員たちの…

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