グローバル化時代の世界 広がった「社会の分断」=「レギュラシオン理論」の仏経済学者 ロベール・ボワイエ氏
毎日新聞
2019/11/5 東京朝刊
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2849文字

米中貿易戦争は出口が見えず、英国の欧州連合(EU)離脱で欧州も揺れる。仮想通貨(暗号資産)が国家主権を脅かす中、情報技術(IT)を巡る大国の覇権争いは激しさを増す。グローバル化時代に世界はどこに向かうのか。経済学の新潮流「レギュラシオン理論」=1=の旗手、仏経済学者のロベール・ボワイエ氏に聞いた。【聞き手・福島良典、写真・根岸基弘】
――米中貿易戦争などで、第二次世界大戦後のリベラルな国際秩序が危機に直面しているのでしょうか。
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