血液1滴でアルツハイマー検査 軽度認知障害診断も可能に 名古屋市立大など

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名古屋市立大学
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 アルツハイマー病を血液1滴で診断できる可能性のあるマーカーを、名古屋市立大などの研究グループが発見した。アルツハイマー病の前段階の軽度認知障害(MCI)の診断も可能になるという。研究結果は先月、米国のアルツハイマー病の専門誌に掲載された。

 アルツハイマー病は、発症の20年以上前から「アミロイドベータ」と呼ばれるたんぱく質が脳に蓄積することが分かっている。研究グループは、2016年にアルツハイマー病の研究を行う中で、細胞にアミロイドベータを投与すると、たんぱく質の一種である「フロチリン」の分泌が低下することに気づいた。そこで、フロチリンをアルツ…

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