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平和をたずねて

昭和の戦争を語る/44 生かされなかった「反軍演説」=広岩近広 /大阪

 ――日中戦争では「国家総動員法」と「国民精神総動員運動」により、戦時体制を強化しました。そのような時局にあって、私(岩井忠熊さん)が高く評価しているのが斎藤隆夫の「反軍演説」です。民政党の斎藤は1940(昭和15)年2月の通常国会で、衆議院の代表質問に立ち、胸がすくような正論を残しました。

 <我が国民が払いたるところの犠牲、即(すなわ)ち遠くは海を越えてかの地に転戦するところの百万、二百万の将兵諸士を初めとして、近くはこれを後援するところの国民が払いたる生命、自由、財産その他一切の犠牲は、この壇上におきまして如何(いか)なる人の口舌をもってするも、その万分の一をも尽(つく)すことは出来ないのであります>

 <ただいたずらに聖戦の美名に隠れて、国民的犠牲を閑却し、曰(いわ)く国際正義、曰く道義外交、曰く共…

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