「ドイツ人の72%が、イスラムや難民についてあえて公の場で(批判的な意見を)発言しなくなった。(言論の自由が抑圧された)東独と同じ状況だ」。かつて東ドイツだった独東部テューリンゲン州エアフルトの住宅街。反難民・移民を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の選挙集会で、強硬派の幹部、ビヨルン・ヘッケ氏(47)がそう訴えると、大きな歓声が湧いた。
演説に耳を傾けていた会社員、ジルケ・レッツェさん(50)は2016年、メルケル首相の中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)からAfD支持に転じた。「メルケル氏は難民を歓迎したが、国民にはまったく配慮してくれなかった」。自国民より難民が「優遇」される現状への反発からだった。
この記事は有料記事です。
残り864文字(全文1179文字)
毎時01分更新
河野太郎行政改革担当相が、新型コロナウイルスのワクチン接種…
日本医科大付属病院(東京都文京区)が、大学院生の医師に外来…
音楽演奏は楽器を使った「身体表現」である。中でも身体そのも…