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「壁」と世界

自由への反動/上(その2止) AfD、不満の受け皿 東独地域住民57%「2級市民と感じる」

ブランデンブルク州ランドウタール市長のアクセル・クルムレイ氏=ベルリンで2019年8月23日、念佛明奈撮影

 

 「おい、ベルリンの壁が崩壊したぞ」。1989年11月9日夜、当時23歳のイエンズ・イエシュケさん(53)の隠れ家に友人が訪れ、興奮気味にまくし立てた。テレビをつけ、食い入るようにニュースを見つめた。

 独東部ザクセン州ゲルリッツ。この街で生まれ育ったイエシュケさんが、後に妻となる婚約者と共に屋根裏部屋に隠れて4日がたっていた。「社会主義」という名の旧東独の全体主義に嫌気がさし、4年前に豪州への出国を申請した。「そこから旧東独秘密警察(シュタージ)に監視されていたんだ」と振り返る。「壁崩壊は幸運だった」。ドイツに残ることを決めた。

 壁が崩壊する前は製鉄所で働いていた。崩壊後は機械工、ウエーター、機械操作員など職を転々とした。「だまされて、どこでも長くは働けなかった」と多くは語らない。

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