「もっと強く戸をたたけば…」難聴女性に届かなかった避難呼び掛け 台風19号
毎日新聞
2019/11/6 20:08(最終更新 11/6 21:53)
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台風19号では、難聴で障害者手帳を持つ人も逃げ遅れ、犠牲になった。福島県須賀川市館取町の大淵広子さん(79)。避難の呼び掛けが聞こえなかった可能性がある。
複数の知人らによると、大淵さんは数年前に夫を亡くし、1人暮らし。自宅近くの老人福祉センターに行き、カラオケを楽しむのが日課だった。10月12日も昼前に訪れたが、センターが午後から臨時休業になり、寂しそうに帰ったという。
同じアパートの60代女性は午後7時ごろ、避難するか聞こうと大淵さんの部屋を訪れた。ガラス戸をたたいたが反応がない。電気がついておらずカーテンも閉まっていたため「…
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