大気中にもマイクロプラスチック 肺に残る可能性 福岡工大研究チーム

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
福岡工業大の屋上で大気を採取する装置の説明をする永淵修客員教授=福岡市東区和白東の福岡工業大で2019年11月6日午後3時44分、杣谷健太撮影
福岡工業大の屋上で大気を採取する装置の説明をする永淵修客員教授=福岡市東区和白東の福岡工業大で2019年11月6日午後3時44分、杣谷健太撮影

 プラスチックごみの海洋汚染が深刻化する中、大気中にも微細な「マイクロプラスチック」(MP)が存在することを福岡工業大環境科学研究所(福岡市)の研究チームが確認した。今後、九州や北アルプスの山岳地帯の雨水などを調べ、大気中のMPの移動・拡散ルートや量を調べる。チームの永淵修客員教授(環境科学)は「MPが呼吸で肺に残るかもしれない。最終的には健康リスクの有無を調べたい」と話す。

 チームは3月、福岡市東区にある同大の屋上で採取した大気や雨をろ過し、集めた物質にレーザーを照射して種類を特定できる装置で分析して、ポリプロピレンとポリエチレンの微粒子を確認した。

 永淵客員教授はこれまで、樹氷の成分を分析して微小粒子状物質「PM2・5」や水銀の越境大気汚染ルートを解明してきた。今回の研究ではMPがどこから飛んで…

この記事は有料記事です。

残り431文字(全文785文字)

あわせて読みたい

注目の特集