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アジア初開催のラグビーW杯 「すべてにおいて記録破り」の盛況 運営で教訓も

ラグビーW杯日本大会で、日本戦は常に満員の観客で沸き返った=横浜・日産スタジアムで2019年10月13日、玉城達郎撮影

 アジア初開催のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は、集客面などが不安視された前評判を覆し、主催した国際団体が「すべてにおいて記録破り」と評するほど盛況のうちに幕を閉じた。ラグビー熱を一過性のものに終わらせず、どう今後につなげるか。2020年東京五輪・パラリンピックを視野に、大規模な国際スポーツイベントを運営する上での教訓も探った。

 南アフリカの強力FWがイングランドを圧倒した2日の決勝には、今大会最多の7万103人が訪れた。同じ横浜・日産スタジアムで行われた02年サッカーW杯日韓大会決勝の6万9029人を上回る「スタジアムレコード」。日本が準々決勝で敗退した後も、大会の熱気は冷めなかった。

 大会組織委員会によると、五輪やサッカーW杯よりも長い44日間に、全国12会場で計45試合(台風19号により中止となった3試合を除く)が行われ、計170万4443人が観戦した。チケットは全体の99・3%に当たる184万枚(中止の3試合分を含む)が売れ、組織委の「全試合を満員にする」という目標は、ほぼ達成された。

 W杯開催に至るまでは、収益悪化による赤字の不安が常にささやかれてきた。収容人数の多い新国立競技場の完成が開幕に間に合わないことが判明した後の15年秋には、採算面を懸念した国際統括団体ワールドラグビー(WR)から「開催返上」を迫る動きもあった。15年W杯で日本が健闘してブームが起きたことで返上論は収束したが、採算は未知数のままだった。

 反転攻勢への布石は、入念なチケット戦略にあった。開幕1年8カ月前の18年1月に、先行販売…

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