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スミレの香り

/144 馳星周 画 田中靖夫

 吉澤祥子の姿は見えない。思いのほか健脚なのだ。

 カムイが息を弾ませながら駆けてきた。目が輝いている。その躍動する姿が楽しくて仕方がないと物語っていた。

 勾配がきつくなってから十五分ほど歩いたところでわたしは足を止めた。後を追いかけてきたカムイにも手で「待て」という指示を出す。

 この先は川のほとりに一の鳥居と呼ばれる鳥居が立っており、登山者たちの休憩場所になっている。吉澤祥子もそこで休憩しているかもしれない。

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