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高畠華宵大正ロマン館 愛媛県東温市 華麗な作品、今も生きる 来年開館30年 /四国

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「馬賊の唄」。雑誌「日本少年」1929年4月号口絵。1971年に状況劇場「吸血鬼」のポスターにも使われた=高畠華宵大正ロマン館提供
「馬賊の唄」。雑誌「日本少年」1929年4月号口絵。1971年に状況劇場「吸血鬼」のポスターにも使われた=高畠華宵大正ロマン館提供

現役アーティストとの競演も 独自企画で魅了

 愛媛県宇和島市出身の画家・高畠華宵(たかばたけかしょう)(1888~1966年)。広告画や雑誌の挿絵で一世を風靡(ふうび)した。独特の美意識で描いた女性たちは、1928(昭和3)年の流行歌「銀座行進曲」に「華宵好みの君も往(ゆ)く」と歌われた。その画業を伝える「高畠華宵大正ロマン館」(愛媛県東温市下林)は来年で開館30年。現役アーティストとの競演などを通じ、膨大な作品に光を当て続けている。【松倉展人】

 京都で日本画、洋画を学び、1906(明治39)年に18歳で上京した華宵。その5年後、「津村順天堂」(現ツムラ)の婦人薬「中将湯(ちゅうじょうとう)」の広告画家に抜てきされた。華麗な女性像はたちまち大正の世の評判に。広告は時代の先端を走るメディアアートとなり、舞台は雑誌に広がった。昭和初期にかけ、出版業界は少年、少女、婦人雑誌などを次々に創刊し、華宵の絵が載る雑誌は飛ぶように売れた。最新モードの少…

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