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発言

日本から科学者が消える日=岩本宣明・ノンフィクションライター

 旭化成の吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞することが決まり、学術界はいっときの祝賀ムードに包まれた。日本出身受賞者は28人となり、堂々のノーベル賞大国だ。殊に、自然科学系の健闘は目覚ましく、今世紀に入り受賞ラッシュの状況が続いている。にもかかわらず、学術界の未来に希望を持つ人は少ない。

 林業にたとえるなら、生活に貧して先達が植えた木を伐採するだけで、次世代への植林をおろそかにしているのが今の学術界だ。近年の受賞ラッシュは過去の遺産である。

 国の科学技術力を測るあらゆる指標は日本の科学技術力の劣化を示している。長期にわたり関連予算は増えず…

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