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令和の大嘗祭考

/上 素朴な農民文化に源流 国学院大学名誉教授・岡田荘司さん

岡田荘司・国学院大学名誉教授=高島博之撮影

 大嘗祭(だいじょうさい)は天皇が即位して行う一代に一度の宮中祭祀(さいし)で、歴代天皇は五穀豊穣(ほうじょう)を願い、自然災害が起きないように祈念してきました。現代人には読み解きにくい部分もあるかもしれませんが、源流にあるのは非常に素朴な農民文化です。天皇と農民が一体となって秋の収穫を祝ってきたのです。

 大嘗祭が始まったのは、天武、持統天皇が即位した飛鳥時代(7世紀後半)です。この時期、朝廷や豪族を二分する「壬申の乱」があったほか、大地震や干ばつの災害が相次ぎました。社会を安定化させるため、天皇の求心力を高める必要がありました。律令を整備し、天孫降臨など天照大神(あまてらすおおみかみ)と天皇をつなぐ神話などを体系化し、天照大神を祭神とする大嘗祭も成立しました。

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