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論点

荒ぶる気象

 台風19号が列島各地に深い爪痕を残した。各地で河川の堤防が決壊し、多数の死者・行方不明者を出した。さらに、台風21号による記録的な大雨に見舞われ、千葉県や福島県で被害が相次いだ。数十年に1度レベルの気象災害が相次ぐ日本。私たちはこのような災害にどう向き合うべきか。荒ぶる気象から学ぶことは何か。

 台風19号は、極めて広範囲に大量に雨を降らした。その結果、東日本のいくつもの河川で流域全体が水であふれかえるという「流域型洪水」の様相となった。

 これまでの河川防災は、地域ごとに降雨量や河川水位を観測、分析し、対策をとってきた。しかし、流域全体になると、把握すべきデータが膨大になり、予測は極めて難しい。また、どんなにインフラを整備しても、それらを上回る災害は起きる。ゼロリスクはあり得ない。今回のように極めて広い地域に大量の雨が降れば、専門家も行政もメディアも、焦点を絞った情報を発信することが困難になり、情報とて完璧ではなくなる。

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