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令和の大嘗祭考

/中 宗教性 公費は不適切 元裁判官・弁護士 井戸謙一さん

 政府は大嘗祭(だいじょうさい)の持つ宗教性を考慮し、平成の時と同じように憲法に基づく国事行為としませんでしたが、公的性格を認めて、費用を皇室の公的活動などに充てる「宮廷費」で賄いました。しかし宗教性は顕著ですから、天皇家の私的生活費などに使われる「内廷費」から支出されるのが筋だと思います。秋篠宮は昨秋、記者会見で大嘗祭を「内廷会計で行うべきだ」と述べられましたが、こうした考えが皇室内部から示されたことは歓迎したいと思います。

 皇位継承の儀式や行事のあり方は、国民主権や政教分離が規定された現行憲法下で初めての代替わりとなった平成時に、議論・整理しておくべきでした。しかし政府は、明治憲法下で定めた「登極令(とうきょくれい)」(戦後廃止)にのっとり、天皇が「現人神(あらひとがみ)」とされた時代の儀式を引き継ぎました。即位礼正殿(せいでん)の儀では、「神の末裔(まつえい)」と印象づけるかのような舞台装置である「高御座(たかみ…

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