メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

社保会議での経団連会長発言、議事録から一部削除 野党が追及姿勢

国会議事堂=東京都千代田区で2019年5月1日、川田雅浩撮影

[PR]

 政府が9月20日に開いた全世代型社会保障検討会議(議長・安倍晋三首相)で、政府方針と異なる意見を述べた中西宏明経団連会長(日立製作所会長)の発言が、議事録から削除されていたことが明らかになった。政府に都合の悪い意見を記録に残さなかった可能性があるとして、野党が追及する姿勢を示している。

 発言は、厚生年金を受給しながら働き続ける高齢者の年金を減額する「在職老齢年金制度」に関するもの。政府は勤労意欲を損なうとして、対象者縮小などによる制度見直しを検討している。中西氏は会議で「経営者から見ると、勤労意欲を減退させることはないのではないか」と見直しに異論を唱えた。しかし、その後公開された議事録には「財源の問題もあるので、慎重に検討した方がいいのではないか」との発言だけが記載された。

 西村康稔全世代型社会保障改革担当相は11月8日の記者会見で「議事録は経団連に送って確認いただいているし『慎重に検討』という本人の意図は書かれている。改ざんではない」と述べた。中西氏自身も同日、記者団に削除を問題視しない考えを示した。

 政府は8日の立憲民主党のヒアリングで、経団連側が議事録を確認した際、中西氏の発言が一部削除されていると指摘したが、修正までは求めなかったと説明した。野党は「経緯に疑問がある」「公文書の信頼を失わせた」と批判している。【深津誠】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 東京五輪招致 9億円の文書が行方不明の奇怪

  2. 沢尻エリカ容疑者を逮捕 合成麻薬MDMA所持認める 警視庁

  3. 「桜を見る会」安倍首相の説明に疑問の声 領収書、何が問題か?

  4. 指名手配男の母、埼玉県警に事前に相談 面会できず 新潟女性殺害で

  5. 五輪9億円、書類不明 招致委、海外コンサル費

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです