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スミレの香り

/146 馳星周 画 田中靖夫

「そう。じゃあ、頑張ってね」

 吉澤祥子はしらっとした顔で答えた。

「君は頂上まで登らないのか?」

「調子が悪いから下山するわ。やっぱり、久しぶりだとこたえるわね」

「なかなかの健脚だと思うがね。浅間山荘の人間に聞いたら、先客が出発したのは十分ほど前だと言っていたから、こっちは追いつこうと必死に登ってきたのに、影さえ見えなかった」

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