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銃と政治

進まぬ規制の背景/下 ライフル協会、先鋭化 「自衛手段剥奪」に危機感

 銃規制に一切反対する全米ライフル協会(NRA)。会員数「550万人超」をうたい、膨大な資金力で議員の当落を左右することのできる全米最強の圧力団体として知られる。しかし、設立当初から、銃所持の権利を声高に叫ぶ政治団体だったわけではなかった。

 NRAは南北戦争直後の1871年、北軍退役軍人のニューヨーク・タイムズ紙の記者らによって設立された。南部連合軍との戦いで露呈した兵士たちの射撃の精度の低さを嘆き、若者の技術向上のために団体を設立した。その後は長年、猟銃愛好家団体として射撃ライフルの雑誌の発行が主な活動だった。

 団体の性格が劇的に変わるきっかけは1977年5月21日、「シンシナティの反乱」と呼ばれる出来事だった。中西部オハイオ州で開かれた年次総会で、約15人の会員が執行部の一掃を求める動議を提出し、団体の「乗っ取り」に成功する。射撃の米五輪代表の合宿所に団体の本拠を移そうとするなど、スポーツ団体としての性格を強める流れに反発した動きだった。

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