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台風19号による大雨で千曲川の堤防が決壊し、浸水被害を受けた理髪店が長野市内の避難所前の仮設テントで営業を始めた。
ハサミを握る若月敦さん(50)の店は被害の大きかった同市津野地区にあり、祖父から続く3代目。道具は2階に避難させたが店舗は浸水。家族で避難生活を送っている。
椅子やのぼりは理容組合から提供してもらい、カットのみ1000円で週3回営業している。
市内の避難者は8日現在、13カ所に695人。うわさを聞きつけ、他の避難所からわざわざやってくる常連客もいるという。
若月さんは「避難所暮らしや家の片付けなど大変な毎日だけど、お客さんとしゃべりながら散髪していると、日常を取り戻したようで癒やされる。お客さんが一人でもいる限り、必ず地元で再開したい」と話した。【写真・文 佐々木順一】
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