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保釈取り消された被告の男逃走 「手錠がきつい」と訴え、片手を外させた直後に

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大植良太郎被告=大阪地検提供

 9日午前4時ごろ、東大阪市新町の路上で、大植良太郎被告(42)=覚せい剤取締法と大麻取締法の違反罪で公判中=が、護送中のワゴン車から走って逃走した。大植被告は保釈が取り消され、大阪地検が収容した直後だった。検察事務官が車内で片方の手錠を外したところ、暴れて逃げたといい、地検と大阪府警が行方を追っている。

 大阪地検では先月30日にも、収容予定の女が岸和田支部から逃げ、2日後に確保される事件が起きたばかり。収容や逃走防止の対策について検討を始めた直後だった。

 大植被告は今月7日に保釈が取り消され、府警が東大阪市内で発見。9日未明に府警河内署で地検に身柄を引き渡し、留置するために事務官3人が約2キロ離れた枚岡署に移す途中だった。

 地検によると、大植被告が車内で「手錠がきつい」と言い出したため、事務官が左手の手錠を外した。その直後、大植被告は暴れて車のドアを開け、右手に手錠が付いたまま逃げた。

護送中の大植良太郎被告が逃走した現場付近の防犯カメラを調べる関係者ら=東大阪市で2019年11月9日午前8時25分、木葉健二撮影

 大植被告は覚醒剤を使用した罪で4月に起訴され、6月から大阪地裁岸和田支部で公判が始まった。9月に予定されていた判決公判に出廷せず、保釈が取り消された。

 大植被告は丸刈りで身長171センチのやせ形。紺色シャツと迷彩柄のズボン姿で裸足だった。逃走した現場は東大阪市花園ラグビー場の北東約800メートルで、住宅や町工場が混在する地域。

 先月の逃走事件では、地検の発表の遅れが指摘された。今回、地検が市に連絡したのは逃走から約2時間後、報道発表はさらに約1時間後だった。

 地検の上野暁総務部長は「護送中に逃走されたのは遺憾。できるだけ早く被告を確保したい」と述べた。【松本紫帆、山本康介】

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