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台風19号の水没逃れた「奇跡のリンゴ」収穫 長野

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ボランティアの親子と一緒に台風19号の浸水被害から逃れたリンゴを収穫する徳永虎千代さん(右)=長野市豊野町で2019年11月9日午前10時41分、竹内紀臣撮影

 台風19号の影響で千曲川の堤防が決壊し、リンゴ畑の8割近くが水没した長野市のリンゴ農家、徳永虎千代さん(27)は9日、被害を免れたリンゴの収穫作業を始めた。徳永さんはこれを「奇跡のリンゴ」と呼び、復興の足掛かりにしようと前を向いている。

 徳永さんのリンゴ畑は4ヘクタールのうち約8割が千曲川の決壊地点から半径2キロ圏内にあり、浸水被害に遭った。決壊地点から北に約4キロ離れた高台の畑は無事だった。ここで栽培する「ふじ」は全体の収穫量の5%に満たない3トンだが、徳永さんは「お客さんに届けることができてよかった」と喜ぶ。12月初旬までに収穫し、予約客に出荷する予定だ。

 この日は友人ら8人が収穫を手伝った。長野市の会社員、小中啓輔さん(32)は「リンゴが被害を受けた報道を見てつらい気持ちになった。少しでも力になれれば」と家族3人で参加した。【島袋太輔】

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