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ゆっくりお茶を

キューガーデンズの話 木々の近くに立つ

地上18メートルの高さに設けられた散歩道をとおって、木々を上から眺めることができる「ツリートップ・ウオークウエー」=イギリス・ロンドン郊外の「英国キュー王立植物園」で10月17日、太田阿利佐撮影

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 季節きせつわりです。あせをかいたり、きゅうさむくなったり……。みなさんはかぜをひいていませんか。編集長へんしゅうちょう見事みごとに(?)かぜをひきました。最初さいしょはのどのいたみで、いま鼻水はなみずはなづまりです。時々ときどき

 ぶわっくしょん!

特大とくだいのくしゃみをしては、ちかくにすわっているデスクや校閲こうえつさんをビクッとさせています。いやはやもうわけない。

 はながつまると、あたまもぼおっとします。こんなとき仕事しごと勉強べんきょうもはかどりません。マンガをんでも爽快そうかいかんがない。いまひとつつまらない。

 最近さいきん、ぼおっとしているとき自分じぶんがキューガーデンズのことをかんがえていることにがつきました。

 キューガーデンズの正式せいしき名前なまえは「英国えいこくキュー王立おうりつ植物園しょくぶつえん」です。イギリスの首都しゅとロンドンの郊外こうがい、テムズがわ岸辺きしべに132まん平方へいほうメートルもの敷地しきち(これはサッカーのフィールドが180以上いじょうはいおおきさです)を植物園しょくぶつえんです。そこには3まんしゅ以上いじょう植物しょくぶつあつめられ、やくまん4000ぼんものえられています。世界最大せかいさいだい規模きぼ植物園しょくぶつえんとして、世界遺産せかいいさんになっています。

 わたしがここをおとずれたのはつい3週間しゅうかんほどまえのこと。ちょうど日本にっぽんより1かげつほど季節きせつさきっているかんじで、空気くうきはひんやりとつめたく、木々きぎ紅葉こうようはじめていました。

 キューガーデンズには、公開こうかいされている温室おんしつむっつあります。なかでも1860ねん日本にっぽん江戸時代えどじだい末期まっき建設けんせつはじまった「テンペレート・ハウス」は、しろ鉄骨てっこつとガラスでできた宮殿きゅうでんのようなうつくしさです。なかには、オーストラリアやアジア、アメリカなどからあつめられた貴重きちょう植物しょくぶつがびっしりとえられています。

 でもキューガーデンズのなによりの魅力みりょくは、どっしりとして、てんをつくようなおおきな木々きぎがたくさんあることだとわたしおもっています。みき周囲しゅういすうメートルもあるような木々きぎにそっとうと、なんだか呼吸こきゅうらくになるよう。樹齢じゅれい250ねんえる木々きぎ見上みあげていると、時間じかんながれが普段ふだんとはちがうようにおもえてきます。

 したからだけでなく、木々きぎうえからながめる仕組しくみも用意よういされています。「ツリートップ・ウオークウエー」、直訳ちょくやくすると「のてっぺんの散歩道さんぽみち」です。地上ちじょう18メートルのたかさに鉄骨てっこつでできたみちがあり、のてっぺんを間近まぢかながらあるくことができます。とりたちにはこんなふうにえているんだなあ……。みちゆかてつあみなので、真下ましたながめることもできます。ただちょっとこわいので、あまりおすすめしません。わたしたかいところがこわいのですが、それでもたのしくておもしろくて、すりにしがみつきながら一周いっしゅうしました。おもすと、むねがドキドキわくわくしてきます。

 あ、かった。あの木々きぎおもすと、わたしいきらくになるんです。みなさんはそういうこと、ないですか。

 あき散歩さんぽにいい季節きせつ。ぜひ公園こうえん植物しょくぶつえんあるいてみてください。でもどうか、かぜにはをつけて。ああ、はながつまるって本当ほんとうくるしい!【編集長へんしゅうちょう太田阿利佐おおたありさ

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