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本村凌二・評 『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』=荻野弘之・著、かおり&ゆかり・漫画

 (ダイヤモンド社・1540円)

心の自由に目を向け、心豊かに生きる

 二世紀の五賢帝最後の皇帝マルクス・アウレリウスは奴隷あがりの哲学者エピクテトスから最も深い影響を受けたという。ストア派の哲人皇帝の名高い『自省録』をひもとけば、皇帝が奴隷出身の哲学者のまぎれもない忠実な弟子であったことが分かる。といっても、直々(じきじき)に師弟であったわけではなく、師と仰ぐ貴族ルスティクスに導かれて、エピクテトスの「覚書」に親しんだのである。

 奴隷身分から解放されたエピクテトスは、ローマを去ってギリシア本土のニコポリスに移住し私塾で教師をし…

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