ナイジェリア北東部ボルノ州中部のヌグウォム村は2014年、イスラム過激派の武装勢力「ボコ・ハラム」の襲撃を受け、壊滅的な被害を受けた。それから3年後、国連の支援で住民の帰還が始まり、学校も再建された。しかし、資金不足で医薬品が足りないほか、治安が回復し切れていないため、医師たちは都市部からおびえながら通っている。住民らは「また襲われるのでは……」と不安を抱えている。
14年8月のある夜、ボコ・ハラムの襲撃を受けた。住民によると、暗くてはっきりした数はわからなかったが、多くの戦闘員がいたという。住宅に火を放たれ、35人が撃ち殺された。約5000人の住民の大半が村を離れた。高齢者たちは村に残ったが、翌月、再び襲撃され、さらに2人の命が奪われた。ほとんどの建物が跡形もなくなっていた。村を離れた住民たちは国内避難民となり、ボルノ州の州都マイドゥグリなどのキャンプで命…
この記事は有料記事です。
残り709文字(全文1094文字)
毎時01分更新
◇塩ひとつまみ、うまみ凝縮 大寒も過ぎ、冷え込みは今が本番…
「気がつくと、所持金は103円でした。4日の仕事始めに出勤…
かつて多数のテロ・ゲリラ事件に関与し、犠牲者を出してきた過…