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穏やかな笑顔、皇后雅子さま涙ぐむ場面も 即位パレード

即位を披露する「祝賀御列の儀」でパレード中、目元を押さえられる皇后陛下=東京都千代田区で2019年11月10日午後3時13分、武市公孝撮影

 爽やかな秋晴れのもと10日午後に東京都心で行われた「祝賀御列(おんれつ)の儀」。スマートフォンを手に天皇、皇后両陛下の姿を一目見ようと集まった人々は12万人近くに上った。両陛下は穏やかな笑顔で手を振り続けられ、皇后雅子さまが涙ぐむ場面も。沿道は華やかな雰囲気に包まれた。

 パレードコースには朝早くから大勢の人が詰めかけた。両陛下が乗ったオープンカーが二重橋を渡って皇居を出ると、早くも「わー」という歓声に包まれた。オープンカーは両陛下の姿が見えやすいように、後部座席は通常より4センチ後ろに下げられ、背もたれは垂直から後方に25度傾けて固定されている。

 警視庁の前に午前7時から並び、最前列で車列を迎えたさいたま市の音楽家、古薗博文さん(73)は、両陛下のにこやかな表情を見て、「感動した。素晴らしい時代を作っていかれると思う」と話した。

 友人と憲政記念館近くにいた横浜市港南区の斉藤幸子さん(78)は1990年11月の上皇さまの即位パレードも沿道で見ていた。「まさかまた見られるとは思っていなかった。苦労も多いと思うが、健康で長くがんばってほしい」と笑顔を見せ、日の丸の小旗を手にしながら何度も「おめでとう」と声をかけていた。

即位を披露する「祝賀御列の儀」で沿道に集まった人たちに手を振られる天皇、皇后両陛下=東京都千代田区で2019年11月10日午後3時6分、長谷川直亮撮影

 車列が終盤に差し掛かる青山通りに入ると、パレードはクライマックスを迎えた。赤坂署近くでは、大阪市中央区の主婦、高田佐世子さん(62)が陛下をスマートフォンで撮影し、「両陛下とは年齢が近く、身近な存在に感じてきた。お二人は一層お幸せそうで落ち着いて見えた」と話した。オーストリア出身で来日2年目のクリストフ・ツウェルシナさん(40)は「両陛下はとてもフレンドリーで、常に笑みを浮かべていたのが印象的だった。日本人にとって天皇がとても大きな存在だと実感した」と語った。

 沿道には警察官が数メートル置きに立ち、観覧用ブースに入る前には29カ所40地点で警察官による手荷物検査やボディーチェックが行われた。あまりの混雑にパレードが始まる前から閉鎖されるブースも相次ぎ、離れた場所から様子をうかがった人たちもいた。

 松江市から始発列車で上京したという松尾昌恵さん(73)は、手荷物検査所に午後2時ごろから並んだが、車列が来る前に検査が打ち切られた。「皇后になった雅子さまを見たかった」と残念そうに話した。【川上珠実、五十嵐朋子、二村祐士朗、岩崎邦宏】

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