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映画のミカタ

東京にしかない味=勝田友巳

「わたしの叔父さん」が「東京グランプリ」を受賞しトロフィーを掲げるフラレ・ピーダセン監督(左)と主演のイェデ・スナゴー=滝川大貴撮影

 第32回東京国際映画祭が閉幕した。「やってたの?」なんて言うなかれ。東京は世界有数の映画祭だ。国際映画製作者連盟の区分では、カンヌ、ベルリン、ベネチアの3大国際映画祭と同じ。15しかない“Aクラス”なのである。

 しかしその割に、内外に存在感がない。目玉のコンペ作品は格段に良くなった。映画祭業界の競争は厳しく、優れた新作をうの目たかの目で取り合っている。未知の秀作を世界に送り出すのが映画祭の役割の一つだし、才能を育てることは格にもなるからだ。東京は有力映画祭の落ち穂拾いのような時期もあったが、近年は健闘。今回東京グランプリの「わたしの叔父さん」も、製作国デンマークでの公開に先がけて、東京が初上映である。期間中の…

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