トルコは11日、国内で拘束していた過激派組織「イスラム国」(IS)の米国籍とドイツ国籍の戦闘員計2人を本国に送還したと発表した。同日中にデンマーク人戦闘員も送還する予定。さらにフランスへ11人、ドイツへ9人など、欧州のIS戦闘員ら20人以上を送還する方針だ。トルコはIS戦闘員らを「出身国に送還する」と強調してきたが、欧州諸国は身柄引き受けを拒否してきた経緯があり、トルコが送還に踏み切ることで今後混乱を生む可能性がある。
トルコは、シリアなどに渡って活動してきたISの外国人戦闘員ら約1200人を拘束している。ベルギーや英国、ドイツ、フランス、オランダの出身者が大半を占めるという。ただ、これらの国々は治安の悪化やISの影響力が拡散することなどを懸念し、自国出身の戦闘員の国籍を剥奪したり、身柄引き受けに消極的な姿勢を示したりしてきた。
この記事は有料記事です。
残り229文字(全文599文字)
毎時01分更新
◇食卓のメインのドーンと 「今が旬」と聞いて僕が真っ先に思…
吉川貴盛元農相(70)が、大臣在任中に現金500万円の賄賂…
韓国のソウル中央地裁が日本政府に元慰安婦らへの賠償を命じた…