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遺族「日付だけ過ぎた」相模原で女性遺体発見、夫の捜索続く 台風19号1カ月

土砂崩れに巻き込まれて行方不明になった佐々木さん夫妻の捜索を続ける消防隊員ら=相模原市緑区牧野で、2019年10月17日正午、池田直撮影

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 10月の台風19、21号の影響による大雨で、無残にも多くの命が奪い去られた。愛する家族を失った人は「救えなかったのか」と後悔を募らせている。最初の台風の上陸から12日で1カ月。

 台風19号に伴う豪雨による土砂崩れが相次いだ相模原市緑区。同区牧野に住む佐々木睦(むつお)さん(67)と妻定子さん(当時63歳)は崩れてきた土砂に家ごと流された。定子さんは発生から1カ月を目前にした10日に遺体で見つかった。睦さんは行方不明のままで、今も捜索が続く。

 裏山から崩れてきた大量の土砂と倒木は夫婦の家を巻き込み、自宅下の谷まで流れ落ちた。市消防局は11日、捜索現場を報道陣に公開した。自宅の裏山の斜面はごっそりと崩れ落ちて、茶色の山肌がむき出しに。家は基礎部分しか残っていなかった。

 うずたかく積み上がった流出物が夫婦の捜索活動を阻んだ。足場が悪いこともあって直ちに重機を入れることができず、捜索は当面、手作業が続いた。重機による捜索ができたのは今月に入ってから。定子さんの遺体は自宅から約70メートル下の谷沿いで見つかった。

 捜索が長期化する中、長男の一彰さん(41)ら親族は交代で現場を訪れてきた。一彰さんは7日の取材に、「感覚は10月12日の夜のまま。気がついたら日付だけが1カ月近く過ぎていた」と語った。

 実家が押し流された崖下からは、布団などが出てきた。見つかるたび、両親の暮らしが思い浮かぶ。親族は11日も睦さんの捜索を見つめた。【木下翔太郎、池田直】

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