出入国在留管理庁による外国人長期収容問題は、収容者の「餓死」という深刻な事態に至った。人権侵害との指摘をよそに、同庁は初の施設内での餓死について「対応に問題はなかった」との報告を公表。在留許可を失って国外退去処分となった外国人を、送還のめどが立たない状態でも収容し続けるとの姿勢を崩していない。10月には、収容対策を検討する有識者専門部会の会合も始まり、「苛烈な収容が制度化される」という懸念が高まっている。【井田純】
「私たちは、人間として、人権を守ってもらいたいと願っています。この問題に関心を持ってくれる人の助けが必要です」。2日夜、東京・新宿駅東口広場。マイクに向かってイラン人のベヘザード・アブドラヒさん(41)がゆっくりと、丁寧な日本語で訴えた。支援者のほか通行人も足を止め、100人を超える人たちが耳を傾けている。
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