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漆黒を照らす

/86 トルコ軍のシリア越境攻撃 「トランプはクルド人を売った」 /大阪

 先月9日、私はトルコと国境を接するシリア北部のカミシュリで取材中だった。戦争は突然始まった。「ドーン」。暗闇に雷が落ちたかのような轟音(ごうおん)が空気を揺さぶる。トルコ軍の砲弾が爆発した瞬間だ。砲撃は数時間にわたり、市民にも犠牲者が出た。

 この日、トルコ軍はシリア北部の二つの町、テルアブヤッドとラース・アル・アインに越境攻撃を開始した。カミシュリを含む国境地域でも砲撃が相次いだ。ラース・アル・アインから40キロのテル・タムルの病院へ行くと、負傷者が次々と運び込まれていた。「戦闘機の爆弾が爆発し、家が崩れ落ちた」。がれきの中から救出され18歳の女性は、ベッドに横たわりながら、震える声で言った。

 「平和の泉作戦」と名付けられたトルコ軍による軍事侵攻。その狙いは、シリア北東部を実効統治するクルド・人民防衛隊主導のシリア民主軍(SDF)勢力を地域から排除することだ。トルコのエルドアン大統領はシリア・クルド勢力を「テロ組織」とみなし、国境を挟んで対峙(たいじ)してきた。

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