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検証

再編、揺れる公的病院 厚労省リスト、地方は批判 見えぬ黒字化 「病床減」容認論も

患者の男性(手前)に検査結果を説明する福渡病院の塩田哲也院長(奥)=岡山市北区で10月31日

 厚生労働省が9月に「再編・統合の議論が特に必要」として公表した424の公立・公的病院リストが波紋を広げている。名指しされた病院や自治体が相次いで反発し、厚労省は各地で釈明に追われた。政府は2025年度までに規模縮小も含めた再編・統合を終える計画で、財政支援も強化するが、利害が絡み地域社会のあり方にも関わる問題だけに、関係者の決断を促すのは容易ではない。【原田啓之】

 岡山市北区の「福渡(ふくわたり)病院」は、深い緑の山並みに囲まれた52床の小さな公立病院だ。「肝臓の数値が悪いね」。10月末の診察室。塩田哲也院長は耳に補聴器を付けた男性患者(85)に顔を近づけ、検査結果をゆっくりと伝えた。

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