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台風19号 遺族「日付だけ過ぎた」 女性遺体発見、夫の捜索続く 神奈川・相模原

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 台風19号に伴う豪雨による土砂崩れが相次いだ相模原市緑区。同区牧野に住む佐々木睦(むつお)さん(67)と妻定子さん(当時63歳)は崩れてきた土砂に家ごと流された。定子さんは発生から1カ月を目前にした10日に遺体で見つかった。睦さんは行方不明のままで、今も捜索が続く。

 裏山から崩れてきた大量の土砂と倒木は夫婦の家を巻き込み、自宅下の谷まで流れ落ちた。市消防局は11日、捜索現場を報道陣に公開した。自宅の裏山の斜面はごっそりと崩れ落ちて、山肌がむき出しに。家は基礎部分しか残っていなかった。

 積み上がった流出物が夫婦の捜索活動を阻んだ。足場が悪いこともあって重機を入れることができず、捜索は手作業が続いた。重機による捜索ができたのは今月に入ってから。定子さんの遺体は自宅から約70メートル下の谷沿いで見つかった。

 捜索が長期化する中、長男の一彰さん(41)ら親族は交代で現場を訪れてきた。一彰さんは7日の取材に、「感覚は10月12日の夜のまま。気がついたら日付だけが1カ月近く過ぎていた」と語った。

 実家が押し流された崖下からは、布団などが出てきた。見つかるたび、両親の暮らしが思い浮かぶ。親族は11日も睦さんの捜索を見つめた。【木下翔太郎、池田直】

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