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野党、「桜を見る会」招待者名簿の廃棄に反発 内閣府は釈明「保存は1年未満」

「桜を見る会」で招待客たちと記念撮影する安倍晋三首相夫妻(中央右)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年(平成31年)4月13日、喜屋武真之介撮影

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 首相主催の「桜を見る会」を巡り、内閣府がまとめた招待者名簿が会の直後に廃棄されたことへの反発を、野党が強めている。内閣府は「保存期間1年未満の文書だった」とするが、総務省などは同様の文書を「保存期間10年未満」として扱っていると説明。野党は、安倍晋三首相の後援会関係者が多数参加した「公私混同疑惑」と位置づけて追及しつつ、森友・加計問題などで指摘された公文書管理のあり方も問う構えだ。【野間口陽、東久保逸夫】

 12日の衆院本会議では立憲民主党の落合貴之氏が追及した。「(天皇、皇后両陛下主催の)園遊会の招待名簿は30年間保存なのに、桜を見る会はなぜ即廃棄されているのか」。菅義偉官房長官は「個人情報を含んだ膨大な文書を適切に管理する必要が生じるため、内閣府は遅滞なく廃棄している」と応じ、野党席から「ありえない」とヤジが飛んだ。

 野党は、首相の後援会関係者約850人が会の「前夜祭」に参加し、当日朝に17台のバスで移動したとし、費用を誰が負担したかを追及。結果次第で「内閣総辞職ものの不祥事になる」とみる。

 内閣府と内閣官房は、各省庁提出の名簿をもとに招待者をまとめる。立憲など野党4党は、12日に合同で開いた「追及チーム」の初会合で、総務省と文部科学省の名簿保存期間を質問。両省の担当者はそれぞれ省の文書管理規則を挙げて「10年未満」と答えた。

 食い違いについて内閣府は、膨大な個人情報管理を避けるために「『とりまとめ課』として廃棄している」と説明。だが野党が「内閣府自体の推薦名簿はどうなっているか」とただすと、担当者は「いったん持ち帰らせてください」と繰り返した。

 政府は2017年、森友学園問題などで公文書管理のずさんさが指摘され、公文書管理法に基づくガイドラインを改定。ただ、例示は抽象的で各省庁の裁量に委ねられている。

 ボルテージをあげる野党に対し、与党は冷ややかだ。自民党幹部は「民主党政権でも桜を見る会はやっていた。これは(野党の方が打撃を受ける)ブーメランになる」とつぶやく。こうした見方に対し、立憲の福山哲郎幹事長は12日の記者会見で「800人が前夜祭をやっていること、そのお金がどこから出ているのかが本質だ。安倍政権になってどういう方に招待が行き、総理大臣の『枠』は800人あるのか、という話だ」と反論した。

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