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より簡便に、より安全に…加速するデジタル通貨研究

デジタル人民元の実用化を急ぐ中国人民銀行=北京市内で2019年11月12日午前、赤間清広撮影

 中国人民銀行が、主要国の中央銀行としては世界初となるデジタル通貨の発行準備を本格化させている。中国・人民元の世界的な影響力を高める狙いのほか、約25億人のユーザーを持つSNS大手、米フェイスブック(FB)が開発を進めるデジタル通貨「リブラ」への危機感が背景にある。一方のリブラは、各国の規制当局の包囲網に阻まれ発行準備が遅れており、デジタル人民元が次世代の通貨開発競争で優位に立つ可能性もある。

 中国人民銀行は2014年にデジタル通貨の研究に着手し、17年に専門の研究所を設置して実用化の可能性を探ってきた。人民銀の易綱総裁は9月下旬の記者会見で「開発は前向きな進展を遂げている」と表明。習近平国家主席は10月24日、中国共産党の学習会で「コア技術の攻略に力を入れねばならない」と述べ、デジタル通貨の基幹技術の研究加速を指示した。

 その2日後には、中国の国会に当たる全国人民代表大会が関連法を採択し、来年1月1日の施行を決めた。いずれもデジタル人民元発行に向けた環境整備と見られ、「実用化は目前」との報道が相次いでいる。

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