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未来を作る若者へ 国税のレジェンドが伝えたいこと

約80人の専門学校生を前に税の基本概念を力説する土谷稔専門官=千葉県船橋市で2019年11月7日午後0時14分、二村祐士朗撮影

 巨大企業を相手に税務調査に切り込んできたかつての国税のエースが、納税の意義や役割を若者に伝える「租税教育」に取り組んでいる。東京国税局の土谷稔専門官(63)。各地の学校に出向いて回り、未来の納税制度を支える若者たちに教育者として接し続けている。11~17日は「税を考える週間」。

 今月7日、千葉県船橋市の専門学校で開かれた「租税教室」。約80人の専門学校生を前に、土谷さんの講義が始まった。所得が異なる住人3人が300万円を出資して公園を設置する場合、どう配分するのが公平になるか、グループに分けて議論させる。

 「所得に応じて負担」と答えたグループには「お金持ちにより多い割合で負担してもらうのは、所得税や相続税の考え方に合う」、「均等に100万円ずつ分担」としたグループには「一律に負担してもらうのは消費税の概念」と説明した。「税は約50種類あります。まずは基本の概念を理解することが大切」。いずれの答えも公平の概念に基づいており、「回答に不正解はない」と話した。

 土谷さんは、東京国税局の花形部署である調査部に約20年所属し、中でも精鋭が集まる部署「K(『機動』の頭文字)―1」の中心だった。相手は売上高1兆円規模の有力企業。「調査部には、土谷さんが心構えなどを記したノートが…

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