名古屋大の研究グループが12日、「1型糖尿病」で、インスリンを使わない新たな治療法を発見したと発表した。マウスを使った実験で効果が確認され、今後は臨床応用に向けた研究を進める。研究には患者・家族らでつくるNPO法人「日本IDDMネットワーク」(佐賀市)が資金提供する。
1型糖尿病は、膵臓(すいぞう)の細胞が自己免疫などによって壊れ、血糖値を下げるホルモンのインスリンが分泌されなくなる病気。国内の年間発症率は10万人当たり1~2人で、小児期に起こることが多い。生活習慣病として大人に多い「2型糖尿病」とは原因が異なる。
治療は主にインスリンを使うが、患者は生涯にわたって毎日数回のインスリン投与を注射で行う必要があり、血糖値の乱高下に悩まされるなど、患者家族の精神的・経済的な負担は大きい。
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