国内各地の里山で2005~17年度に野生動物の生息状況を定点観測した結果、日本の国蝶(こくちょう)とされる「オオムラサキ」など身近に生息するチョウ類の約4割が絶滅危惧種に相当するほど生息数が減ったとする報告書を12日、環境省と日本自然保護協会が公表した。野山に生息し、絶滅の危険性が比較的低いと考えられてきたノウサギなども急速に減少しており、専門家は「生息環境保全に直ちに取り組まなければ」と警告する。
環境省が国内の山地や沿岸域などの動植物を継続的に調査している「モニタリングサイト1000」のうち、里山192カ所の調査結果をとりまとめた。このうちチョウ類は各地の住民や自然保護団体の協力を得て、日常的に観察できる87種の発見数の推移を調べた。
この記事は有料記事です。
残り684文字(全文1008文字)
毎時01分更新
河野太郎行政改革担当相が、新型コロナウイルスのワクチン接種…
日本医科大付属病院(東京都文京区)が、大学院生の医師に外来…
音楽演奏は楽器を使った「身体表現」である。中でも身体そのも…