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首里城(那覇市)の焼失に、関西を拠点に活動する絵画や音楽のアーティスト約40人が「アートに携わる者ができることを」と14~17日、大阪市北区で「首里城復元祷(いのり)アート展」を開く。絵画やアクセサリーなどの展示のほか、支援コンサートがある。カンパと即売の売り上げの一部を沖縄県に寄付し、復元の一助としてもらう計画だ。
呼びかけは、CDジャケットなどを手がけ、ハートをテーマに描くアーティストのリキュー(利久)さん、ベーシストで沖縄の三線(さんしん)も教えるレキ(セキタニ・レキ・マサヒコ)さんら。
「大好きな沖縄の宝が焼失した」。レキさんからいち早く知らされたリキューさんもいたたまれなく、「何かできることをしなければ。わずかでも募金活動に協力するためアート展をしよう」と発起。個展を開く予定だった会場に急きょ掛け合い、無料で場所の提供を受けた。大阪市内で個展を開いていた書家、まろ(本名・佐々木貴子)さんも賛同した。「5人程度になれば」とネット上で参加を呼びかけると、ロックミュージシャンの天野SHOさんも加わり、協力者は約40人に増えた。
展示は絵画、首飾りやピアスなどのアクセサリー、紙細工、絵入りTシャツ、トートバッグなど。14~16日の夕刻からはコンサートが開かれる。
リキューさんは「首里城は世界文化遺産の遺構上に何年もかけて完成し、僕らにとっても芸術品。呼びかけに予想を超えるいい返事をもらえた。沖縄で音楽活動する人も多い」と話す。
会場は大阪市北区菅原町のカフェ&雑貨「チャクラ」。14日午後3~8時▽15、16日午後1~8時▽17日午後1~6時。入場無料。問い合わせは、リキューさん(080・3113・4518、rikew1@me.com)へ。【大島秀利】
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