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第69期王将戦リーグ特選譜

久保九段が糸谷八段に会心の勝利 ともに3敗で残留争いへ

感想戦で対局を振り返る久保利明九段(右)と糸谷哲郎八段=2019年11月11日、新土居仁昌撮影

 7人中、関西本部所属棋士が過半数の4人を占める今期の王将戦リーグ。渡辺明王将が東なので、関西優勢とまではいかないが、ここしばらくの各棋戦での関西勢の活躍ぶりを見ると、決して不自然ではない。昨年は8タイトル中、半数を関西勢が占める約四半世紀ぶりの出来事もあった。

 リーグ在籍が4人なので、関西所属棋士の対局は6局あるが、うち3局が今週行われる。リーグ最終盤の関西勢同士の対戦が今期の結果を大きく左右する。まずは、久保利明九段と糸谷哲郎八段の対戦。東同士の羽生善治九段と三浦弘行九段の対戦と同日に行われた。もちろん、同時刻の午前10時開始だ。【山村英樹】=▲が先手、△は後手

<第69期大阪王将杯王将戦リーグ4回戦>

2019年11月11日

持ち時間各4時間

場所・関西将棋会館

▲久保利明九段(3敗)

△糸谷哲郎八段(1勝2敗)

▲7八飛  △8四歩5 ▲7六歩  △8五歩

▲7七角2 △6二銀  ▲6八銀  △4二玉

▲4八玉  △3二銀  ▲3八玉1 △3一玉2

▲2八玉  △3四歩  ▲3八銀  △1四歩

▲1六歩  △5二金右4 ▲5八金左1△6四歩

▲6六歩14 △7四歩12 ▲6五歩12 △7三銀6

▲7五歩9 △同 歩7 ▲2二角成7△同 玉1

▲6四歩6 △8六歩20 ▲同 歩4 △8七角3

▲7五飛2 △5四角成 ▲7七桂1 △6四銀6

▲7一飛成8△7二馬  ▲同 竜9 △同 飛

▲4六角(第1図)

 両者はともにA級順位戦に在籍している。王将戦リーグでは藤井聡太七段以外の6人はA級なので当然なのだが、14日にA級で対戦する広瀬章人竜王―羽生善治九段のように、王将戦リーグとA級が近い日程で組まれるケースもある。本局の2人のA級での対戦は、2月末の最終局となっている。王将戦リーグがかなり早い。

 王将戦での戦績は、ともに負け越しとなっている。広瀬が4勝1敗で暫定首位となっているため、久保にはもう挑戦権を獲得する可能性がなく、残留するためには本局を含めて3連勝するしかなくなった。一方、まだ2敗の糸谷は本局を含め3連勝すると、他の結果次第では挑戦プレーオフ参加の可能性がある。そのためには本局の勝利が絶対条件だし、もちろん残留争いのためにも大きな意味がある。

 本局の久保は▲7八飛と三間飛車を選択した。糸谷の対応次第では違う進行になったが、本局は角交換となった。羽生―三浦戦も角交換振り飛車になったが、…

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山村英樹

1981年入社。青森支局を経て1986年から東京学芸部で囲碁将棋などを担当。

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