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台風19号とその後の大雨で、県内では32人が死亡し、59人が重軽傷を負った。調査が進むにつれ、住宅や道路の損傷や農業被害なども次々に明らかになっている。
県災害対策課によると12日現在の住宅被害は、床上浸水が1万986棟、床下浸水が2472棟。全壊が543棟、半壊が2685棟。全壊は本宮市、須賀川市、郡山市でそれぞれ100棟以上報告されている。被害認定調査が今月下旬まで続くと見込む自治体もあり、被害棟数はさらに膨らむ可能性が高い。
各種の被災者支援を受けるのに必要な罹災(りさい)証明書は、11日までに36市町村が計9438件発行した。申請件数に対する交付率は32・4%だが、被害や人口の規模が大きないわき市などで発行が本格化しており、今後交付ペースは加速する見込みだ。
道路や河川、橋など公共土木施設の被害も深刻で、県管理と市町村管理を合わせた被害額は7日現在で1389億円(3216カ所)。国道115号(相馬市山上―東玉野)など幹線道路でも、当面通行止めが見込まれる箇所がある。
農業被害は、8日現在で618億円を超える。相双地方を中心に、農道や田畑の被害が特に大きく、被害総額は525億円。収穫前の果実が落下するなどの作物被害も23億円あり、須賀川市のキュウリや伊達市の柿など、主力作物にも大きな被害があった。【高橋隆輔】
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