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パラアスリート交差点2020

やってみる 「フラット」な合宿場所=車いすバスケットボール・鳥海連志

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 先日、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の隣にできたNTC拡充棟「NTCイースト」で、日本代表の合宿がありました。パラリンピック競技の選手に配慮された施設で、素晴らしいと感じました。食事や宿泊場所が1カ所に集まっているため練習に集中できました。以前は練習後に車などで宿舎に移動し、栄養を摂取するタイミングが遅れることもあったので、ありがたいです。

     NTCイーストには、パラスポーツの他競技の選手や五輪を目指す選手もいます。練習に集中していたこともあり、じっくり話をする機会はありませんでしたが、他競技の選手とすれ違ってあいさつをするだけでも、身が引き締まります。

     施設のバリアフリーも行き届いていました。以前は車いすでの利用に対応していない宿舎もあり、浴室やトイレで苦労する選手がいました。NTCイーストは、過ごしやすい環境だと思います。このような施設を使えるようになり、社会全体がすごくフラット(平ら)になってきたと実感しています。

     そんな僕らが今、目前に控えているのは東京パラリンピック予選を兼ねたアジア・オセアニア選手権(29日~12月7日、タイ・パタヤ)です。男子は14カ国・地域が出場し、パラリンピック切符を争います。日本には開催国枠がありますが、しっかりと優勝し、東京パラリンピックで、本気でメダルを取ると宣言できる大会にしたい。世界の中での日本の位置を知る意味でも重要な大会です。

     4年前の大会は千葉で開催されました。試合会場は、いつも練習している千葉ポートアリーナ。お客さんがたくさん来て、運営に関わってくれる人も含め、ホームで試合をしているという感覚が強かったです。ライバルは韓国でした。日本が韓国に敗れてきた歴史を先輩たちから聞いており、チーム全体の熱量も非常に高かった。ホームでの応援などがプラスになったと思います。今回はタイでの開催で、前回の経験を生かし、さまざまな状況で的確な判断をできるようになりたいと思います。(あすは車いすラグビーの倉橋香衣です)(タイトルは自筆)


     Q ラグビー・ワールドカップで日本が8強入りしましたが、どのように感じましたか。

     A 一言で表現すれば、尊敬します。簡単なことではなく、単純にすごいと思います。一朝一夕で成し遂げられることではなく、関わったスタッフも含めてどれだけの鍛錬を積んだのか、計り知れません。

     ルールをよく知らないファンの方もいたと思いますが、選手たちの思いや熱量を感じて、この盛り上がりが作られたのだと思います。

     最近はバスケットボールや陸上、バドミントンなどいろいろな競技で、日本選手が世界で通用することを示しています。東京パラリンピックでは、僕らが車いすバスケで証明したいと思います。


     ■人物略歴

    鳥海連志(ちょうかい・れんし)氏

     長崎市出身。手や脚に先天性の障害があり、3歳で両膝下を切断。中学1年で車いすバスケットボールを始め、高校1年で日本代表入りした。2016年リオデジャネイロ・パラリンピック代表。17年のU23(23歳以下)世界選手権でベスト5(優秀選手)に選ばれた。WOWOW所属。20歳。

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