「子供が死んだのに調べてもらえなかったのは衝撃的だった」。2013年2月、小学校行事の卒業旅行中に6年生の長女伶那(れいな)さん(当時12歳)を亡くした横浜市の松田容子さん(50)は、毎日新聞などの学校事故調査のアンケートにこう回答した。
13年2月20日午後4時過ぎ、長野県のスキー場にいた伶那さんの急変を知らせる電話は突然だった。「雪の中で倒れました」。約5時間後に夫と病院に着いたが、間に合わなかった。娘の手はまだ温かく、柔らかかった。
その夜に学校から受けた説明では、宿の前でそり遊びをしていて突然「疲れた」と座り込み、友人が気付いた時には倒れていたという。医師の診断は心不全だった。
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