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古代文字を歩く

古代文明発祥の地エジプトには、人々を魅了する多くの遺跡がある。興味が尽きないのは、そこに刻まれた不思議な文字の数々だ。太古の人々は何を語っていたのか。悠久の時を越え、現代に残る古代文字の世界を歩いてみた。

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古代文字を歩く

/3 ISに脅かされた研究 シリア -パルミラに命かけて-

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ISの攻撃で破壊されたパルミラ遺跡の凱旋門のアーチ=シリア中部パルミラで2017年12月18日、篠田航一撮影
ISの攻撃で破壊されたパルミラ遺跡の凱旋門のアーチ=シリア中部パルミラで2017年12月18日、篠田航一撮影

 紛争やテロが絶えない中東では「古代」も危険にさらされる。内戦が続くシリア中部の砂漠地帯にある古代都市遺跡・パルミラ。記者が2017年12月に訪ねたとき、その無残な姿に驚いた。【カイロ篠田航一】

 古代ローマ時代の凱旋(がいせん)門は崩落し、神殿は破壊され、がれきが散乱していた。過激派組織「イスラム国」(IS)が破壊した跡だ。

 パルミラはシルクロードの東西交易で紀元前1~紀元後3世紀ごろに栄えた隊商都市。1980年、遺跡は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定された。

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