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台風19号 「本当にさびしい」 遺族、いまだ深い悲しみ /福島

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 台風19号の襲来から1カ月が過ぎた。被災地では復旧に向けた動きが徐々に進むが、犠牲者の遺族はいまだ深い悲しみの中にいる。

     「本当にさびしい」。本宮市本宮舘町の平屋建ての自宅で亡くなった伊藤一夫さん(64)の姉は、声を詰まらせた。一夫さんは8年ほど前から体調を崩していた。1人暮らしで逃げ遅れたとみられている。市内に住む姉は自宅に置いた一夫さんの骨つぼの前に大好きだったというビールを供え、毎朝「おはよう」と声をかけている。

     13日は、納骨する予定の墓を掃除するなどして過ごした。今も弟を助けられなかった悔しさがある。「あんなに水がくるなんて。台風の前に家に連れてくればよかった」と、目に涙をためて話した。

     三春町実沢のボイラー技士、山口正明さん(72)の長男正博さん(45)は13日、畑仕事などをして過ごした。正明さんが勤務先の病院近くで遺体で見つかってから、正博さんは一度も発見場所を訪れていない。「それぞれ仕事など日々やることがある。家族みんなで協力し、少しずつ前を向いて頑張っている」と、淡々と話した。【渡部直樹、磯貝映奈】

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