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目指せ甲子園ボウル 神戸大「国立大の雄」へ一歩 全日本選手権に初出場

京都大に勝ち、跳び上がって喜ぶ神戸大の選手たち=大阪府吹田市の万博記念競技場で2019年11月10日、望月亮一撮影

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 神戸大アメリカンフットボール部が2009年創設の全日本大学選手権に関西の国立大として初出場する。関西学生リーグで5勝2敗と11年ぶりの3位に躍進し、同選手権決勝「三菱電機杯 第74回毎日甲子園ボウル」へ初進出を目指す。関西の国立大では京都大が1996年までに同ボウルに8回出場して6回優勝しており、神戸大は新たな「国立大の雄」となれるか。

 10日に大阪・万博記念競技場であった同リーグ戦最終戦の京大戦。神戸大は2点リードの第4クオーター終盤にランニングバック(RB)・森分(もりわけ)優人選手(2年)の65ヤード独走のタッチダウン(TD)で突き放し、16―7で競り勝った。同選手権の関西の出場枠が今季、従来の2から3に増え、神戸大が最後の枠に滑り込んだ。

京都大の選手(右)を止めようとする神戸大の守備選手たち=大阪府吹田市の万博記念競技場で2019年11月10日、望月亮一撮影

 チームは75年に同好会として創部。同リーグ1部では92年に2位になったが、09年以降は関西学院大、立命館大、関西大の「3強」をはじめ他校に強化で後れを取って負け越しが続き、16年に2部に降格した。

 転機は一昨年、Xリーグ・オービックでディフェンスバック(DB)として活躍したOBの矢野川源(やのがわげん)ヘッドコーチ(36)が就任したこと。「上位校と戦うには守備の強化が不可欠」とタックル練習に時間を割いた。グラウンドは他部と共用で、練習時間は最大3時間。授業で参加できない選手もいる。限られた環境の中で勝つために、守備をまず徹底強化した。チームは1部に復帰した昨季、3勝4敗で5位。今季は第2戦(9月7日)で関大に18―10で競り勝ち、第4戦(同29日)で昨季王者の関学大を15―17と追い詰めた。

京都大選手(中央)のランを止める神戸大の守備選手たち=大阪府吹田市の万博記念競技場で2019年11月10日、望月亮一撮影

 選手たちの自主性も高く、今季の4年生たちは「このままでは矢野川さんに頼るチームになってしまう」と増田卓司監督(43)に訴え、副将を置かずに戦術分析や練習内容を全員で考えるようにした。強豪校では専属の分析班が戦術を練るが、神戸大ではこれまでコーチ陣が主に担当していた。分析に参加することでRB・西田祐希選手(4年)は「相手の対応を頭に入れ、準備に時間を使うことで意図したプレーができる」と指摘する。矢野川ヘッドコーチは「4年生全員が副将のよう。私が言わなくても成果が出るまでやってくれる」と目を細める。

 ワイドレシーバー(WR)兼キッカー・中谷建司主将(4年)は「今回は小さな歴史を変えられた。次は大きな歴史を変えたい」と日本一を誓う。神戸大は17日、名古屋市港サッカー場で行われる同選手権西日本代表決定トーナメント2回戦で中京大(東海)と対戦する。【丹下友紀子、田中将隆】

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