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「実際の不平等を見ていない」司法の壁に阻まれ 当事者ら失望隠せず 夫婦別姓訴訟

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夫婦別姓違憲訴訟の地裁支部判決を受けて話す弁護団の榊原富士子団長(右)。中央は原告の山崎精一さん=東京都立川市で2019年11月14日、藤井達也撮影
夫婦別姓違憲訴訟の地裁支部判決を受けて話す弁護団の榊原富士子団長(右)。中央は原告の山崎精一さん=東京都立川市で2019年11月14日、藤井達也撮影

 「あと何年我慢すればいいのか」――。夫婦同姓を定めた民法の規定を「合憲」と判断し、原告の損害賠償請求を退けた14日の東京地裁立川支部判決。別姓を選ぶことで受ける社会的差別の解消を訴えた当事者や支援者は、またも司法の壁に阻まれ、失望を隠さなかった。原告側は控訴する意向だ。【安達恒太郞】

 判決後、立川市で記者会見した原告代理人の榊原富士子弁護士は「大変がっかりした」と肩を落とした。同じ争点だった10月の東京地裁も合憲の判決だったが、結婚後も仕事を続ける女性が増えた社会情勢の変化に言及し「国会の立法政策として考慮されるべきだ」とした。

 一方、立川支部判決は結婚した女性による旧姓の通称使用の拡大で「不利益の緩和が進んだと評価することも可能」とした。野口敏彦弁護士は「東京地裁判決よりも後退している印象だ」と批判した。

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