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忘れない

世田谷一家殺害 宮沢さん宅解体 88歳の母・節子さん「事件の風化が怖い」

遺品を見つつ宮沢みきおさん方の解体に不安を募らせる節子さん。手に取っているのは孫のにいなさんが幼稚園で書いたみきおさんの似顔絵=さいたま市で2019年11月15日午後4時16分、土江洋範撮影

 宮沢みきおさんの母節子さん(88)は15日、さいたま市内の自宅で毎日新聞の取材に応じた。事件現場となったみきおさん方の解体については「事件の風化が早くなってしまう」と話し、受け入れたくないとの考えを明らかにした。

 節子さんは以前から捜査員に「宮沢さんの自宅は傷みが激しく危険だ」と言われていたが、解体に反対していた。先月、捜査本部が置かれている警視庁成城署でも、同庁幹部に対し、「第一に犯人逮捕をお願いしたい。第二に、事件の風化が怖いので現場の解体は即決できない」と訴えたという。

 今月に入ると、現場に保管されていた遺品の引き渡しが始まり、まず段ボール箱三つと紙袋一つが自宅に運ばれた。その中には、みきおさんが持っていた恐竜本の24冊も含まれていた。みきおさんは幼いころから恐竜が好きで、「大人になっても凝っていたんだな」と胸がいっぱいになったという。

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