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昭和史のかたち

平成と令和の連続性=保阪正康

「政治主導の退位」への懸念

 5月1日に天皇陛下が即位してから、7カ月近くの時間が過ぎた。10月22日の「即位礼正殿の儀」、先日の「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」も終えて、新しい陛下は、名実ともに第126代の天皇としての役割を果たしていくことになった。

 今回の代替わりは、近代日本の歴史の中では異例である。従来は、崩御、即位といった一連の流れに悲しみと緊張、期待などの入り交じった複雑な感情があった。ところが、生前退位ではこうした感情の揺れがあまり起きない。国民世論も率直な期待感をもって新天皇陛下を受け入れているといっていいように思われる。その一方で新しい試みが行われ、天皇の存在を国民の中に位置づけようとしたとの感も受ける。

 今のところ、天皇陛下の「おことば」は、全体に上皇陛下の「おことば」を継ぐ形になっており、基本的には平成と令和の連続性が確認できる内容だといえる。同時に、国民の間には、次のような懸念が生まれていると思う。

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