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南光の「偏愛」コレクション

「一汁一菜」を伝道 土井善晴さんの巻

対談する桂南光さんと料理研究家の土井善晴さん(右)=東京都千代田区で

 家庭料理の素晴らしさや楽しさを、柔らかな大阪弁で伝える料理研究家、土井善晴さん。3年前に出版した『一汁一菜でよいという提案』は、献立本の枠を超え、現代人の暮らし方そのものを問うた一冊として反響を呼びました。家庭料理の第一人者だった土井さんの父・勝さんと親交があり、料理教室の生徒でもあった桂南光さん。以前から「いっぺんお話ししてみたい」と思っていた土井さんと念願の対談を果たし、毎日の食事から世界の歴史を見通す土井さんの哲学に触れました。【山田夢留、写真・宮本明登】

 南光 料理番組で土井先生(勝さん)のアシスタントをやってたのは30年以上前。そのご縁で、当時は珍しかった「男の料理教室」を開いてもらったんですが、生徒の一人に、奥さん亡くして外食ばっかりで体調崩したという人がいてね。最初はネギもぶつっ、と切ってたような人やったのに、料理がすごい好きになって、最終的にお店始めはったんですよ。「なんでこんなおもろいことを、わしは嫁さんに任せてたんや。こんなクリエーティブなもんはない」言うてね。

 土井 その通りですわ。お料理ってね、行き先があって、何を作ろか、ということなんです。お料理したことない人は大抵、「これ食べたい」「あれ食べたい」と、作る人のことなんて何も考えんと言う。そういうことが、日本というか世界の歴史をおかしくしたと私は思ってるんです。

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